音感トレーニング(ソルフェージュ)の目指すもの

February 26, 2017

「5歳までに音感教育を始めないと絶対音感が身につかない」
時々見かけるフレーズです。
これを意識して、3歳、4歳でレッスンを始めたいと考える親御さんも多いようです。

これは念のため、書いておきたいのですが
「絶対音感」は、「個々の音の高さを聞き分けるための感覚」です。
絶対音感がある=才能がある、ではありませんし
絶対音感がある=音楽性がある、でもありません。
決して「絶対音感が無い=音楽家として何か劣っている」ではありません。

私が「音感トレーニング(ソルフェージュ)」を取り入れたレッスンをするのは
絶対音感を身につけるためではありません。
音の響き、和声の違いを感じ取る感覚を育むためです。

例えば、右手がドミソの和音を弾いているとして、
そこに加わるバスの音が「ド」の「ド・ドミソ」の和音と
バスの音が「ソ」の「ソ・ドミソ」の和音とでは違う表情になります。

「あれ?どうして『ド・ドミソ』じゃなくて『ソ・ドミソ』なのかな?」

みたいなことに気づき、その表情の違いを感じ
それを味わって楽しむ。
それが音楽の最高に楽しいところだと、私は思っています。

そんな楽しさを見つけて、それを楽しんで弾けるひとになってほしい。
そのために、響きのもつ表情を感じ取れるようになってほしい。
そんなことを目指しています。
 

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