ハエがとまるくらいの速さで(7月6日の記事)

※過去に他のページに載せていた記事です。

ピアノを弾いていて、ミスタッチをしたとき 「今のはたまたま間違えただけ」と思いますか?

ヤシンスキ先生は「それは違う」とおっしゃいました。 先生いわく 「ミスタッチをするのは、脳からの指示系統に狂いがあるからだ。 その狂いを修正しなくてはいけない。」 (20年以上前に聞いたので正確に記憶していないのですが、 こんなようなことでした)

どうしたら修正できるのか?

「ゆっくり練習するのです!」 ハエがとまるくらい、ゆっくり! それも、楽譜を見ずに、暗譜で(^_^)b

・まず次に弾く音を思い浮かべ、頭の中で響きをきく ・指と鍵盤を確認する ・弾く

・次の音を思い浮かべ、頭の中で響きをきく ・指と鍵盤を確認する ・弾く ・・・・・ これをひとつひとつやろうと思ったら、 スローモーションくらいゆっくりになります。 とても難しいです。ゆっくりなのに!

この練習をすると 確実に頭に入っていない音は、すぐにわからなくなります。 それに、あまりにゆっくりなので、無駄な動作ができません。 不必要に手を高くあげていた、 最短距離で移動していないなど、はっきりわかります。 そして更に、今まで気づかなかったような和声がきこえてきます。

眠くなってしまう場合は無理せずに 「ここからここまで」と範囲を決めましょう。 だんだん速くなってしまう場合は、メトロノームを使うと良いですよ。

ヤシンスキ先生は クリスチャン・ツィメルマン氏もこのようにして ブラームスのコンチェルトを練習したのだ、とおっしゃいました。 説得力ありますよね!